Casa de Daiju Concert #30 at Rey Audio
Sept. 22th 2024 at Hakone Rey Audio "Casa de Daiju" Geijutsu Salon
MJ無線と実験/成宮真一/レイオーディオ 共同企画・主催
『成宮真一氏の解説による"the jazz scene" SP盤全曲コンサート』

2024年9月22日(日)14:00開演 [13:15開場]
¥4,000(当日ご用意ください)
REY AUDIO “Casa de Daiju”芸術サロン
ジャズ・プロデューサーとして名高いノーマン・グランツ氏による伝説的貴重アルバム"the jazz scene"をレイオーディオでは所蔵しています。
Casa de Daijuコンサート30回目の記念すべき今回、ジャズに造詣が深く自身でも200回を超えるコンサートを主催されている成宮真一氏の解説で、the jazz sceneアルバム全曲コンサートを開催する事となりました。
1949年末に限定5000部でリリースされ、その多くが図書館や大使館などの公的機関に寄贈されたという写真集付きの6枚組SP盤アルバム。その伝説の内容とはどのようなものなのか。その意味と意義とはなんであったのか。
成宮真一氏の深い知識と軽妙で熱いトークにより解き明かされる空前のCasa de Daijuレコードコンサートです。
ぜひご参加ください。
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5000部全てにノーマン・グランツ氏直筆の署名とシリアルナンバー |
SP音源と解説、そして美しい写真 |
黒猫、録音後の風景 |
成宮 真一
(なるみや しんいち)
1956年 埼玉県生 67才 A型 天秤座
幼少の頃より、叔父の影響でレコード音楽に親しみ、徐々にステレオ機材にも興味を持ち始めました。
高校入学祝いで、祖母にオーディオコンポーネントを買って貰い熱中!
同時に毎月、雑誌スイングジャーナルの発売が待ちきれないくらいのジャズファンになっていきました。お小遣いはほとんどレコード代に・・・・
仕事は父が創業した写真店を継ぎました。店の2階に約20畳の音楽室を作りレイオーディオのスピーカーRM-6Vを導入
様々なイベントを展開、その音の素晴らしさに自宅にもRM-8Vを導入いたしました。
現在も月に1回、レコード・CDコンサートを開催中です。
この度、ご縁があり木下さんからノーマン・グランツ渾身の作品 the jazz scene の解説を仰せつかりました。
長いジャズ鑑賞歴ではありますが、今更その責任の重さに身が引き締まる思いです。
皆さんにノーマン・グランツのジャズミュージックに対する情熱、プロデューサーとして、人としての生き様を伝える事が
できればと思っております。また、長い間写真の仕事をしてきた関係で、the jazz scene の写真を担当したジョン・ミリさんの写真についても、深掘りした解説ができるのではないかと考えております。
9月1日、箱根で皆様にお会いできるのを楽しみにいたしております。
アナログレコード検定2級 ジャズ部門1位 フォトマスター・エキスパート総合資格保持者
現在は写真講師業、高品位インクジェット作品プリントの制作、有料レコードコンサートの解説・プロデュース業
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プロデューサー:レイオーディオ主宰
木下正三
成宮真一氏の解説による "the jazz scene" 全曲コンサート開催に寄せて
世にジャズ好き、クラシック好きという言葉がある。クラシック音楽は義務教育の過程でも、 系統だって教えられるので、たいていの人はその成り立ちや、互いの影響度などを理解している。
このような相互関係を図的に表すと、時代とともに変化しながら成長し、多くの枝をはった大 きな木が現れるので、音楽をツリーとして把握するとわかりやすい。特にロックの世界ではそ れぞれのミュージシャンが互いに大きな影響を受け合っていたり、グループがどのように成長 していったかと複雑な内容を一目で理解できるのでこの種の出版物も多い。
さてジャズを知りたいと言うとき、わずか 100 年という短い歴史ながら、多くのミュージシャ ン、プロデューサーがいて、しかもそれぞれが非常に個性的で、本人たちが互いの影響を認め 合わないので、ツリーを編纂する事が非常に難しい。つまり、教材が乏しく学びにくいので、 初心者には入り口さえ解らないほどである。
一般に、演奏家は様々な手がかりをレコードのなかに残しているので、その手がかりを元に自分好みのジャンルを見定め、さらに深くしていくことにより、各々の好みの領域を見つけていくことになる。この手がかりを提供してくれる者には演奏家だけではなく、作曲家や、プロデューサーもいる。
ジャズに分け入ろうと調べ物を始めると、たちまちにして突き当たる二人の偉大なプロデューサーがいる。ブルーノートを創設したアルフレッド・ライオン (1908-1987) とバーブを起こしたノーマン・グランツ (1918-2001) である。二人とも、現在に続くジャズの流れを太く確かなものにした。
とりわけノーマン・グランツは確かな理想主義と、豊かな商才によって、ジャズをビッグビジネスへと革新した。特に彼の功績と思えるのはジャズが大きくモダンジャズへと変身するそのタイミングにおいていち早くその意義を見出し、JATP (Jazz At The Philharmoic) を提言し、実行したことである。JATP は文字通りの意味だが、それまでの酒場のダンスミュージックというイメージが強かったジャズを、大きなコンサートホールで楽しむ芸術性の高い音楽へと進化させる意図があった。ノーマン・グランツは彼のプランに基づいたパッケージを構成し、全米や、ヨーロッパ各地で JATP を冠したツアーを行い大好評を得た。これは現代のジャズが獲得している高い評価へと繋がった。
今回取り上げた "the jazz scene" は JATP が提示された頃に製作された SP 6 枚組のアルバムで、 1949 年に、5000 部限定で発行された。このアルバムは JATP を高らかに宣言するために製作されたと見て間違いないだろう。
さてジャズの歴史をひもといて、学ぼうというとき、初めての試みほど有用なものはない。そこから始まったのだから、こんなにわかりやすい目印はないのだ。つまり始まりに投影機の光点を置き、現代の方向を照らせば。その光筋の中に全てが含まれてわかりやすい。
ジャズの入門者も、ベテランも、成宮氏の解説付きで、原点の全曲を聴くことができる貴重なコンサートになるだろう。
原点から 75 年後の今、改めて原点を知るということは何と興味深いことであるか。これがコンサートの企画意図です。一番喜んでいるのはノーマン・グランツであると確信しています。
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参加お申し込みについて
参加ご希望の方は事前登録が必要です。
お名前、連絡方法を記載のうえ下記のお申し込みフォームから、
または、メール、はがき、電話、FAXなどでお申し込み下さい。
複数名の時は各々のお名前、連絡先を明記して下さい。幼児の参加はできません。
予定人数に達し次第、締め切り、その旨お知らせします。あらかじめご了承下さい。
ご家族、ご友人にもぜひお声がけください。皆さまのご参加をお待ちしております。
レイオーディオ 250-0631神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1083-11
電話:0460-86-3304 FAX:0460-86-3305 E-MAIL: concert@reyaudio.com
交通について
土日、休日の箱根方面道路は混雑が予想されます。
時間に余裕
を見てお越し下さい。下記の時間は通常時です。
☆ 高速バス:新宿より小田急ハイウェイバス(バスタ新宿4Fのりば) 箱根桃源台行き 金時登山口下車 徒歩300m
都心方面からは小田急ハイウェイバスが便利です。新宿から乗り換えなし2時間。毎時1〜2本運行
小田急ハイウェイバスホームページ
☆ 自動車:東名御殿場インターより または中央高速-富士五湖道路籠坂トンネル、須走方面より→
→国道138号にて 乙女峠経由 仙石原方面 御殿場インターから約20分
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☆ 電車:湯本駅より箱根登山鉄道 強羅下車 タクシー利用
☆ 高速バス:羽田、横浜より 小田急-京急バス 仙石案内所下車 徒歩800m
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